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宝HD 白血病遺伝子治療薬 29年度にも製品化

 宝ホールディングスは12日、傘下でバイオ創薬事業を行うタカラバイオが開発を進めている再発白血病向けの遺伝子治療薬について、平成29年度にも製品化する方針を明らかにした。現在、国立がん研究センターと提携し、第1相の臨床試験を行っており、厚生労働省と協議し、より少ない症例で治験が終了できるよう計画の修正を進める。

 同治療薬は、特定の条件で死滅する「自殺遺伝子」という遺伝子を活用し、白血病の治療法のひとつとなっている骨髄移植の対象者を拡大する仕組み。骨髄移植の提供者から受け取るリンパ球に自殺遺伝子を組み込み、拒絶反応など副作用が生じた際は自殺遺伝子に働きかける薬を投与し、副作用を抑制するという。

 白血病は骨髄移植が一般的な治療法だが、骨髄にあるヒト白血球抗原(HLA)の型が合致した提供者(ドナー)を探す必要がある。同遺伝子治療薬が実用化すれば、HLAの型が一致しないケースでも、血縁者であれば移植が可能となり、ドナー待ちの患者にも治療の門戸が開かれる可能性がある。同社は今後、第2相臨床試験などを経て、厚労省に治療薬の承認申請を行い、平成29年度中に薬事承認を得て製品化をめざす。

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