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虎3連発 奪首

阪神10-6広島 (12日、マツダスタジアム)

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 5連敗の鬱憤(うっぷん)を晴らすような三者連続本塁打が阪神に飛び出した。「一気にきたね」と真弓監督。2点を追う六回、城島の21号3ランで逆転すると、続く桜井、狩野も本塁打。右打者3人がきれいに左翼へのアーチを並べた。

 城島の思い切りの良さが3連発を生んだ。六回無死一、二塁。1ボールからの2球目。「バントのサインが変わったからね」とスタルツのチェンジアップを力強く引っ張った。「城島さんの余韻で打てた」と話す桜井も1軍に再昇格したばかりだが、久しぶりに豪快なスイングをよみがえらせた。

 5年ぶりに20本塁打の大台に乗せた城島だが、メジャー4年間で放った計48本塁打のうち右方向への一発は1本だけ。今季もそのスタイルは変わらず、右方向への一発は1本しかない。練習から広角に打つことは少なく、左方向を意識して打球を強くたたくことを心がける。「強く引っ張るのがスタイル。今さら、変えろといわれてもね」。頑固なまでのこだわりが、バットの芯でボールをとらえたときの飛距離を生む。

 阪神にとって3者連続本塁打は優勝した2003年以来。伝説の1985年のバックスクリーン3連発を持ち出すまでもなく、3連発は優勝への吉兆でもある。今季最多の19安打で8日ぶりに首位に浮上し、「こういうのをきっかけにどんどんいきたい」と息巻く指揮官。その表情にも霧が晴れたようなすがすがしさがあった。(丸山和郎)

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