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【寅の番】 雨天中止 吉と出るか

 今季の阪神はとかく雨に見舞われている。11日の広島戦も台風4号の影響で中止。昨年はシーズンを通じ、雨天中止は5試合だけだったが、今季は早くも10試合目となった。

 真弓監督は「恵みの雨とか、そんなのは関係ないよ」と淡々と話すが、先発投手陣の台所事情を考えると、恵みの雨と言えなくもない。8月は6連戦が続くが、阪神は「6番目の先発」が不在。先週にその役目を任された小嶋は4回KOで即2軍落ちした。

 11日の中止により、今週は再び5人の投手で回すことができる。チームにとっても、疲労のたまりやすい真夏の長期ロードの最中であることを考えるとなおさら好都合だろう。

 ただ、喜んでばかりもいられない。阪神は12日現在で試合消化が98試合。リーグの中で最も少なく、中日に比べると7試合もの差がある。そのひずみは、追加日程が組み込まれるシーズン終盤に訪れることになる。7月中旬には甲子園での巨人戦も2試合が雨で流れており、リーグ優勝を決めるような“大一番”を過密日程の中で戦う可能性もある。

 米大リーグでダブルヘッダーも経験してきた城島は、中止になるたびに「やりたかったよ」と話す。「どうせ後々やらないといけないわけだし、どんどん(日程が)厳しくなるからね」

 シーズン終盤には、長期離脱している能見ら故障者が復帰している可能性もあり、戦力的には上向いているかもしれない。これまでの雨天中止が吉と出るか、凶と出るか-。いずれにせよ、ファンにとっては優勝争いのハラハラドキドキが最後まで楽しめるシーズンになりそうだ。 (丸山和郎)
 

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