2010年8月23日
【産創館レポート】木製玩具で世界に笑顔を
子供のころのみならず、大人になった今でも、可愛らしいおもちゃを手に取ると、童心に返り、笑顔が浮かぶものである。
カラフルな色使いとデザイン性の高いおもちゃである自社ブランド「gg*」を企画製造するKukkia(大阪市西区)。「gg*」は、世界の子供たちにおもちゃで笑顔を届けたいというコンセプトのもと、木製玩具を中心に展開し、主に子供服のセレクトショップやインテリアショップなどで販売している。
社長の塩見和代さんは、前職の木製玩具メーカーでの経験を生かし、2008年に同社を設立した。「Kukkia」とはフィンランド語で、実を実らせるという意味と植物の茎を意味する。茎が花と大地をつなぐパイプの役割を果たすように、おもちゃと子供とその家族、そして世界中の人々をつなぎ、笑顔という花を咲かせたいという願いをこめて命名した。
製造はベトナム、中国の提携工場と協力体制をとり、子供たちが安心して遊べるように人体に害のない蜜蝋を使い、厳しい欧州の安全基準をクリアするなど、ものづくりにもこだわっている。
また、オリジナル商品や海外での大量生産を希望する企業のOEM(相手先ブランドによる生産)も行っている。
自社ブランドを立上げた後、国内外の展示会への出展や子供向けのワークショップも開催。認知度の向上に注力した結果、デザイン専門誌やファッション誌などにも取り上げられた。
営業活動を進めていくと、自分のデザインを商品化したいと望むデザイナーの存在や、海外では素材を活かしたシンプルなものが求められていることを知る。そこで塩見さんは、大阪産業創造館のコンサルティングサービスを利用し、これまでの事業計画を振り返り、今後の経営戦略を検討。そして、自社の強みを分析し、事業領域を再定義することで、経営基盤の強化を図るには、新たな切り口が必要であると痛感した。
今後は、世界の子供たちがより手に取りやすい新ブランドを立上げ、デザイナーとのコラボレーション(協業)も視野に入れ、海外での展示会の出展に向けた準備に力を注いでいる。
(大阪産業創造館経営相談室コンサルタント 東純子)
【写真説明】木と3種類の布地でできた木製絵本(上)とくつ下の形をした木のメモリーゲーム
(2010年8月23日 07:57)
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