2010年8月24日
セV争い 阪神・巨人・中日 三つどもえ
セ・リーグの優勝争いが激しさを増している。23日現在、どのチームもおよそ30試合を残し、首位阪神をゲーム差なしで巨人、1・5差で中日が追う三つどもえの展開。しかし、阪神、巨人は先発投手、中日は打撃力に不安を抱えており、3チームとも抜け出す力がないのが現状。そんな中、カギを握りそうなのが、下位チームとの対戦だ。(三木建次)
取りこぼし命取りに 下位チームとの対戦がカギ
巨人に屈辱の3連敗を喫した阪神にとって救いなのは、24日の広島戦からヤクルト、横浜、再び広島と、4カード連続で下位チームとの対戦が続くことだ。
真弓監督は「どこに勝っても一勝は一勝。本当の勝負は、まだ先でしょう。まだ、巨人や中日だけを意識する時期じゃない」と言い続ける。巨人との3連戦で、実績のない小嶋、高卒ルーキーの秋山を先発に抜擢(ばってき)。久保を投げさせる手もあったが、真弓監督は先発ローテーションを崩すのを回避した。
その裏には、その後の日程もにらんで勝つ確率の高い試合をしっかりとものにしようとの意図がうかがえる。実際、巨人、中日には負け越している阪神だが、下位3球団にはいずれも大きく勝ち越し、トータルで32勝14敗と、圧倒的な強さを見せている。
2008年に最大13ゲーム差をひっくり返されたときに優勝を逃した要因のひとつが、横浜やヤクルトへの取りこぼしだった。その二の舞いは防ぎたいところだ。
一方の中日は、阪神に10勝7敗1分け、巨人に11勝7敗と、直接対決で貯金7ながら、下位には29勝24敗とやや苦戦。ヤクルトには7勝11敗1分けと、負け越しており、苦手意識がうかがえる。
阪神に3連勝して勢いに乗る巨人も阪神同様、33勝17敗と下位に強い。ただ、ライバルの阪神との残り5試合はいずれも敵地の甲子園球場。今季の対戦成績では10勝9敗と勝ち越しているが、甲子園では逆に3勝4敗。巨人のリーグ4連覇を阻む最大の敵は、熱狂的な応援で知られる阪神ファンかもしれない。
(2010年8月24日 08:49)
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