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阪神 球児執念の竜退治

阪神1-0中日 (7日、スカイマーク)

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 八回、指揮官に迷いはなかった。リードはわずか1点。「この試合をとりたかった」。好投していた先発のスタンリッジに代え、藤川球をマウンドに送り出した。

 八回は2死満塁。九回も2死一、二塁と得点圏に走者を背負った。汗が止めどなくしたたり落ち、マウンドでは苦しげな表情も見せた。決して完璧(かんぺき)なリリーフとはいえなかったが、走者を本塁にはかえさなかった。「ゼロで抑えればいい。結果です。今シーズン中では、一番の大仕事」と試合後は充実感でいっぱいだった。

 実はこの中日3連戦を前に、「僕に2イニング投げさせてください」と首脳陣に直訴していた。その心意気に指揮官も動かされた。「きょうは調子は、よくなかったが、それでもしっかり抑えてくれる。さすがやね」

 守護神に「勝利のバトン」をつないだスタンリッジも、台風接近の影響による強風や雨にも動じず、変化球を巧みに操った。7回を投げて4安打無失点。阪神の外国人右腕では、1989年のキーオ以来となる2ケタの10勝目。完封ペースだったが、「チームの勝利が一番。ウチには、日本一のクローザーがいるからね」と声を弾ませた。

 負ければ、首位陥落だった。「3連戦の頭をとれたのは大きいし、こういう試合をとれれば、チームも勢いづくしね」と真弓監督。阪神がペナントレースを制したならば、必ずや思い起こす大一番といえるだろう。(三木建次)

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