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京セラ「セラミックナイフ」 外国人に人気、40%増産へ

外国人観光客らが買い求めていく京セラ製のセラミックナイフ

 京セラが刃にセラミックス(窯業製品)の一種、ファインセラミックスを使用し、四半世紀前に発売した家庭用包丁・ナイフのロングセラー商品「セラミックナイフ」が、色違いの柄(え)を展開するなどの工夫で購買層を広げるとともに、日本を訪れる外国人観光客の土産物としても人気を呼んでいる。同社は平成22年度、前年度比40%増の130万本を生産する計画だ。

 ファインセラミックスは陶磁器やガラスなどの窯業製品の一種。高純度に精製した自然原料や、天然に存在しない化合物を配合して高機能を持たせ、電子部品などに広く用いられる。

 このファインセラミックスを使ったセラミックナイフを京セラは昭和59年に発売し、累計出荷本数は600万本超。金属製に比べ、軽くてさびない▽摩耗しにくく切れ味が長持ち▽除菌・漂白できるので清潔―などの利点がある。

 京都の清水寺近くにある、はし専門店「遊膳 清水店」(京都市東山区)では4月からセラミックナイフを販売。カラフルな柄の包丁やナイフなどを並べており、日下侑子店長は「中国人の観光客がまとめ買いしていく。30本以上も購入した人もいた」と売れ行きに気をよくしている。

 京セラによると、平成18年から柄などに色鮮やかなデザインを取り入れた「カラーキッチンシリーズ」を展開したところ、国内での販路が拡大。従来は百貨店や調理器具の量販店を中心に販売してきたが、外国人観光客が指名買いするケースも増えており、京都など観光地の土産物店でも置かれるようになったという。

 同社では、7月に中国人の個人観光用査証(ビザ)の発給条件が緩和されたことで、中国人観光客の目に留まる機会がさらに増えると期待。「白い刃のセラミックナイフは海外では珍しいようで、日本の高い技術力を象徴する商品として認知されているのでは」とみて、海外でのPRにも力を入れることにしている。

【写真説明】外国人観光客らが買い求めていく京セラ製のセラミックナイフ=京都市東山区の「遊膳 清水店」(牛島要平撮影)

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