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 (104コマ)中央区道頓堀1 ミナミを象徴する繁華街


 道頓堀の川面に映るネオンサインはミナミを象徴する風景だ。夕暮れ時には、アベックが川辺の遊歩道で、腕を組んで歩く姿は映画の1シーンのようだ。

 御堂筋を横切る道頓堀川は、全長約2.5キロの1級河川。今から約400年前に、大阪の町人、安井道頓らが私財を投じた人工の川だ。南堀川、新川などと呼ばれていたが、安井道頓の功績が評価され、道頓堀と名づけられた。

 道頓堀界隈(かいわい)は、中座や角座、浪花座、弁天座など、歌舞伎や文楽が上演され文化の街として発展してきた。

 昭和57年には、映画監督の深作欣二が宮本輝の小説「道頓堀川」を映画化。道頓堀で繰り広げられる愛と憎しみの人間模様を松坂慶子や真田広之らが演じ、日本アカデミー賞など数々の賞を受けた。

 現代の道頓堀は、キタと並んで大阪を代表する繁華街。グリコや雪印のネオンサインに、かに道楽やくいだおれなどの派手な看板は全国区の知名度だ。

 戎橋から太左衛門橋の両岸に設けられた遊歩道「とんぼりリバーウォーク」は、喧噪(けんそう)に包まれたミナミの中でも心落ち着く場所。昼間は家族連れが川辺の散策を楽しみ、夜はアベックが肩を寄せて歩いている。


(2007/04/05)
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