中央区久太郎町4 VISQ
ビルの一角からやさしい明かりが漏れていたので、喫茶店かな?と思い中をのぞくと、そこにはワンダーランドのような世界が広がっていた。
重い扉を開けると、真っ先に目に飛び込んできたのは高い天井や壁に工夫されたディスプレー。1960年代のアメリカのドラマさながらの店内に見とれていると、「ビンテージ物のアメリカン家具を扱っています。気に入った物ありましたか?」と代表取締役の山田佳(よし)さん(47)が親しげに声をかけてくれた。
かわいい絵皿や上品なグラス、そして窓枠やキャビネットなど、あらゆる物が洋書のインテリア雑誌から飛びだしたよう。所々にこれ売り物?と思うようなアメリカンテイストの1シーンが演出されているのもニクい。そのセンスの良さに、プロの業者も足しげく通い、時にはアイデアを盗まれることもあるらしい。見ていて飽きないので「2、3時間いらっしゃる方も」という言葉に納得。
27歳で単身ニューヨークに飛び、美術学校でセンスを磨いた山田さん。アメリカ人でインテリアデザイナーのだんな様と知り合い、有能なスタッフにも恵まれて「ようやく軌道に乗った」という。しかしここまでの苦労があったからこそ物の価値がわかり、自分の仕事にポリシーをもてるようになったという。「常に変化し続けて、お客さまをアッと驚かせたい」とイタズラっぽく笑った笑顔がステキだった。
(2007/12/27)
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