(71コマ) 水晶橋−大阪市北区
“鏡”にキラリ 重厚なる芸術
連なるアーチが、水面に映って揺れる。大阪市役所の北側、堂島川に架かる歩行者専用の「水晶橋」は、まるで近代建築ビルのような風格を備えている。昭和4年、水質浄化のための可動堰として建設された。
名前の由来は定かではないという。誰がこんなきれいな名前を付けたのだろうか。橋上の照明灯の光が水面に映る様子が、水晶の輝きに似ているから−、そんな説もあるそうだ。
橋の上は、植栽やベンチが設置され、日なたぼっこに格好の場所だ。ちょっと座って休憩していく外回りのサラリーマンもいれば、ランチタイムには弁当を広げる人もいる。川沿いには、大阪市中央公会堂や府立中之島図書館など、大阪を代表する近代建築群が並び、散策の一休みにもいい。
橋から見下ろすと、川の水はただゆったりとして、どちらの方向に流れているのか分からないほど。川下の御堂筋を走る車の流れが、いっそうせわしなくみえた。
(2006/6/2) |